免震レトロフィットにより、建物に入ってくる地震エネルギーは大幅に低減されます。このため上部構造はその他の耐震補強の必要がなくなります。
免震レトロフィットの工事は、基本的に地下1階下の基礎部分、つまり建物の外部で行われます。これにより、通常の建物の使用にはほとんど影響がありません。
また、施工中発生するかもしれない地震に対しても、従来の耐震性を確保出来る様に「施工中の地震対策」についても十分な検討と対処を行っています。
■工事範囲は…
直接区民サービスに寄与しない諸室である、地下階と建物外周部に限定しました。
■建物内部の免震ピットは…
地下1階の土間床解体後に掘削し、ピットを施工し、構造床に復旧する手順で行いました。
■基礎構造は…
既存RC杭に加えて、新設の場所打ちコンクリート杭と鋼管圧入杭で補強し、基礎の耐震性能を上げています。また、新設免震ピットは外周部をマットスラブ基礎、内部を独立フーチング基礎として十分な耐力と剛性を確保しました。