TOP >> Library >> 大成の技術 >> 鉄骨トラス造の耐震補強
[issued:2006.04.10]

鉄骨トラス造の耐震補強

工場建物(生産施設)に見られる鉄骨ラチス構造の耐震補強

一般的な工場施設はほとんどが長方形をしており、中に広い空間を確保する必要があり、耐震補強もこうした特性を考慮して計画します。


anchor flag

L型やI型の鋼材を組み合わせたラチス構造では、構成部材そのものの耐力と枠組み全体の耐震性の両面から検討する必要があります。また、特に工場建物は平面形状が長方形をしており、補強方法も短辺方向と長辺方向の2面性を考慮して行います。

anchor flag

鉄骨造工場の補強方法

短辺方向の補強(柱・梁接合部の補強)

短辺方向では主として、柱と梁の接合部に強さと粘りを持たせるための補強を行います。


プレート補強

接合部の耐力不足をプレートを溶接することによって、耐力・粘り強さを高めます。 座屈による耐力低下を防ぐ為I型の梁や柱をプレート溶接にして閉鎖型にします。

方杖補強

接合図の補強が困難な場合、梁下に余裕があれば方杖を設けて必要な耐力と剛性を確保します。この補強は既存の梁が弱い場合新に新設梁を設け組合せて用いる事もあります。


根巻き補強

柱柱脚部にコンクリートを打設してアンカーボルトを保護すると同時に剛性を確保します。

長辺方向の補強(ブレース補強)

長編方向では建物の使い勝手を損なわない限り、必要なだけブレースを設置します。
補強のバランスや走行車両の導線にかかるような場合は空間を確保するような形状のブレースとします。
また、柱材の長辺方向は通常弱軸側となり座屈しやすいため、階高中央付近に座屈止めの補強材を設け柱の耐力を向上させます。

ブレースの補強

建物の機能を損なう事の無い部分に通常はX型のブレースを必要な数だけ設けます.

マンサード型ブレース補強

フォークリフト等の走行車両を考慮した場合に開口面積の多く取れるマンサード型や逆V型のブレースを用います。


座屈止めの追加

柱材の長辺方向は通常弱軸側となり座屈しやすいため、階高中央付近に座屈止めの補強材を設け柱の耐力を向上させます。

  • お問い合わせ:セキュリティにプライベート認証を使用しているため、アラートが出る場合がありますがそのままお進みください。
  • メールマガジン:「コミュ二ケーション」にジャンプします。詳細をご覧の上お申込ください。

印刷