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[issued:2009.01.15]

T-RESPO構法

-超高層ビルのバリューアップに最適な制震技術-

柱・梁を補強することなく、既存超高層建物の地震時の揺れを低減し、大地震時の長周期地震動に対する性能を向上させる「バリューアップ制震化構法」です。


1. 

T-RESPO構法の概要と仕組み


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既存超高層ビルのBCP支援


T-RESPOは、長周期地震動の超高層ビルへの影響を低減し、事業継続性の確保を支援する【超高層ビル向けのバリューアップ改修構法】です。
間柱タイプのT-RESPO構法
間柱タイプ
中央部にあるのが軸力制御ダンパー
ブレースタイプのT-RESPO構法
ブレースタイプ
下部にあるのが軸力制御ダンパー

地震時の揺れを低減
軸力制御ダンパーが地震エネルギーを吸収するため、地震時の揺れを低減し、大地震時の安全性を改善することができます。

柱・梁の補強が不要
軸力制御オイルダンパーを用いることにより、従来工法では必要であった、柱・梁の補強が不要となりました。

建物を使用しながらの施工
溶接を使わない緊張材による圧着工法により、建物を使用しながらの工事が可能です。
間柱タイプやブレースタイプがあります。
 

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軸力制御で既存超高層建物の補強課題を解決



従来の構法では下層階ほど大きな力がかかり、超高層ビルの場合柱や梁の補強が必要となります


 
 通常の制震ダンパーはダンパーが受けた反力が下層階に行くに従い累積されて、柱には付加(部材方向の力)軸力が、梁には付加せん断力が作用します。超高層ビルの場合、その規模が大きいことから、下層階の柱へかかる力が大きくなります。このため従来の構法では、既存超高層ビルに組み込むためには、柱・梁、杭等を補強する必要がありました。

 T-respo構法は揺れの大きさに応じてダンパーの減衰力が変わる「軸力制御オイルダンパー」を採用し、既存の柱や梁等の周辺架構に力がかからないようになっています。建物形状や周辺部材との関係に応じて制御値を設定でき、大地震時でも周辺架構に対してかかる力を小さくするため、柱や梁の補強を行うことなく補強することができるようになりました。
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軸力制御オイルダンパーのしくみ

軸力制御ダンパー

軸力制御ダンパー


T-RESPOの軸力制御ダンパーは、変位がある大きさになると、ふわーと力が抜ける様に液体を別の弁に徐々に逃がしていき、変形が最大に達した時に減衰力が働かない仕組みになっています。

地震による最大変位付近ではダンパーは力を負担せず、結果、周辺の梁や柱等の周辺の機構に対して付加応力を小さくすることができます。
軸力制御ダンパーの原理

ダンパー内の液体が溝に押し出される抵抗力を使って揺れを減衰させます。


一定以上の力がかかると別の弁が開き、液体が別の溝にも流れて減衰力を一定にします


長周期地震動と超高層ビル

都市の超高層建物にとって新たな課題となってきた長周期地震動。 その発生のメカニズムは?建物にあたえる影響は?そして、私たちはどの様な対策を取ればいいのでしょうか?

T-RESPOをはじめとする長周期地震動対策に関するご相談はこちらからどうぞ。

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