レジリエンスの未来

2015.11.9「レジリエンスの未来」共創フォーラム Vol.2「“しなやかさ”と経営デザイン」─富山市の先進事例に学ぶ─開催レポート

開催概要

開催日時 2015年11月9日(月)13:30~17:30
会場 TIP*S/3×3LABO
(てぃっぷす/さんさんらぼ)
(東京都千代田区大手町2-6-2
日本ビル6階)
主催 大成建設株式会社
連携・協力 一般社団法人 企業間フューチャーセンター
エコッツェリア協会
独立行政法人 中小企業基盤整備機構
当日のプログラム
13:30 - 13:50
プロローグ
13:50 - 14:50
講演:富山市長 森雅志氏
15:00 - 15:30
会場ダイアログ[1]
15:45 - 16:45
参加型パネルディスカッション
「フィッシュボールトーク」
16:45 - 17:10
会場ダイアログ[2]
17:10 - 17:30
まとめ

「レジリエンスの未来」共創フォーラムVol.2 開催にあたって

激動する現代社会において、個人にも組織にもより切実に求められるようになった「レジリエンス」。これまでの経験が通用しない、人口減少、高齢化といった複雑な変化に向かう未来社会に対して、私たちはどのように向きあえばよいのでしょうか。

第2回目となる「レジリエンスの未来」共創フォーラムでは、規模を縮小しながらも豊かな生活文化を創る「コンパクトシティ化」という逆転の発想と柔軟なアイデアで挑み、ロックフェラー財団「世界100のレジ リエント・シティ」にも選出された富山市の森雅志市長をゲストにお迎えし、同市の都市行政から創出されている「レジリエンス」を参加者の皆さんとともに探っていきます。

プロローグ

まず開会プロローグとして、大成建設耐震推進室の小野眞司部長から、これまで取り組んできた「レジリエンスの未来」プロジェクトの振り返りと、共創フォーラムを通じて考えたいことについてのお話がありました。


大成建設株式会社 ライフサイクルケア推進部 耐震推進室 営業部長 小野眞司

小野部長:昨年2014年3月から続けてきた「レジリエンスの未来」には、企業、NPO、教育機関など、立場を問わず多様な考え方をお持ちの方々ご参加いただき、フューチャーセッションという対話による未来創造の場を中心にさまざまな活動を行ってまいりました。2015年3月には、宮城県仙台市で開催された国連防災世界会議のパブリックフォーラムにおいてフューチャーセッションを行い、世界的にもレジリエンスが注目されていることを実感しています。

地震や洪水などの災害は急激な変化ですが、人口・経済、IT、グローバル化などの社会変化も、従来からは想像できないスピードと振り幅で変化しています。

そうした日常変化がなぜ危機となり、深刻化してしまうのでしょうか。変化は私たちの受け取りようによって危機にも恩恵にもなります。それを決める要因は私たちの日常のシステムの内側にあり、変化を危機にしないためには私たち自身もまた変化していく必要があります。

変化やその兆しを受け、より良い社会へと自己変革していけること、そしてそこに必要な創造性とデザインの力や組織の枠組みを越えた新しい関係性を創っていくなど、レジリエンスの本質的な意味はそこにあるのではないでしょうか。不確実な未来に向けてどのような新しい日常を創っていけばいいのか。その問いかけが「レジリエンス」という言葉に込められていると思います。

今年度スタートさせた「共創フォーラム」という取り組みは、私たちが日常を営む「まち」について、自ら変革を生み出している有識者をゲストスピーカーにお招きし、参加者と共にレジリエンスの新たな気付きを学び合いましょう、というものです。

有識者、実践者の方々のお話を伺うだけの場所ではなく、参加者の皆さんと一緒にレジリエンスの未来へと向かう新しい気付きを相互に得る機会、まさに「共創」にトライする空間です。「新しい未来に向かうまちづくり」の舞台として、多様なバックボーンを持つ皆さんとの関わりと交わりの中で産み出されるレジリエンスについて一緒に学び、考えていければと思います。

当日は企業間フューチャーセンターの臼井清さんと若松悠夏さんが進行にあたりました。