レジリエンスの未来

2014.9.12 レジリエンス:Cafe Vol.1「レジリエンスの未来像」開催レポート

少人数のゆったりとした気持ちで、これからの未来に必要な「レジリエンス」について語り合うダイアローグセッション「 レジリエンス:Cafe」の第1回目が、9/12(金)の夜に開催されました。

開催概要

開催日時 2014年9月12日(金) 18:30~20:30
会場 新宿センタービル 大成建設小ホール
主催 大成建設株式会社
協力 株式会社フューチャーセッションズ
一般社団法人企業間フューチャーセンター

レジリエンス:Cafe 初回となる、今回のテーマは「レジリエンスの未来像」。
およそ15名の参加者で、私たちが取り組んでいる様々な災害対策が行き渡った未来はどんな姿をしているのか。レジリエンスの高い社会とはどのようなものなのか、私たちが目指していきたい未来社会の姿について、ゆっくりと対話を進めていきました。

サークルになって自己紹介しながらのチェックイン、その後も引き続き「レジリエンスが高いと言われるような社会は、どんな社会なのだろうか」について、それぞれのイメージや持っている知識を出し合ってみました。
サークルになって自己紹介しながらのチェックイン、その後も引き続き「レジリエンスが高いと言われるような社会は、どんな社会なのだろうか」について、それぞれのイメージや持っている知識を出し合ってみました。

全員がサークルで「レジリエンス」の視点で現状の防災目標をストレッチしてみることからスタート。

3日間生き延びる
→7日目にはお風呂に入れる
→3ヶ月後には自分の家で生活ができる

など、災害後の中長期的な視点でのなりたい姿を実現するには、という投げかけでそれぞれの思いを広げてみました。
はじめのうちは、

今地震が来たらどうなるのかがわからないという不安
家族が無事なのかを確かめたいが、通信は切れるのでどうすればいいのか

などの「不安要素」などが出てきて、現状の課題の大きさを浮き彫りにします。

話を進めていくうちにそれらの不安の源は、今の状況が外部のサービスに頼りきっているために起きるのではないか。囲まれている環境がブラックボックス化しているのではないかという指摘が出てきました。
また、地震による被害は、建物などの人工物が破壊されてその下敷きになるために発生する。壊れないように強度を上げるのではなく、壊れても人を人を傷つけないようなものでつくる、壊れてもすぐに復旧できるようにするという発想の転換が、レジリエンスの向上には必要ではないか、という指摘とスマトラ地方での竹や木造建築の例が紹介されたりもしました。

全体でざっくりとした考え方やイメージを共有した後は、少人数のグループに分かれて「レジリエンスが高くなった未来の姿」について掘り下げていきました。
全体でざっくりとした考え方やイメージを共有した後は、少人数のグループに分かれて「レジリエンスが高くなった未来の姿」について掘り下げていきました。

サークルの後は、「大都市」「地方」「インフラ」「暮らし」「働き方」「健康。医療」「経済」「教育」・・など、用意したいくつかのテーマをそれぞれがピックアップして、3つのグループに分かれ、ゆっくりと対話を深めていきました。

○無理のない、ゆったりとした社会
○ゆるい繋がりこそが、実は強い繋がり:普段からの繋がり
○個人(家族)にしろ、組織にしろ、自治体にしろ、基本は自立
○多様な暮らし方や生き方、働き方がある
○自然や外に対するセンサー、警鐘を受け入れる

テーブルごとにテーマがわかれ様々な意見やイメージがかわされたのですが、こうした価値観や能力を持った人材の重要性、つまりは人そのもののレジリエンスが大切なのではということが共通事項として見えてきました。

まだまだぼんやりとした「レジリエンスの未来像」ですが、振り返りでいただいた

「レジリエンスはまず私達自身が持つものかも知れない。私達自身や身の回りにも、レジリエンスにつながるものは多いのではないか」

というコメントが印象的でした。