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よくわかる免震

地震の揺れを吸収し、建物に伝えにくくする免震。
このコーナーでは、免震がなぜ地震の揺れを小さくするのかといった、
免震の原理について解説します。


2. 

地震の周期と建物の揺れの関係


anchor flag
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地震動と共振

 一つの地震には揺れはじめから終わりまで様々な周期の揺れが混在しています。過去の地震から1秒以下の短い周期の揺れの方が揺れの強さが大きく、建物に与える影響も大きい傾向があることがわかっています。


地震波が持つ固有周期別の揺れの強さ

地震波が持つ固有周期別の揺れの強さ


 ある建物が一回揺れる時間は決まっていて、この時間のことを、その建物の固有周期といいます。固有周期は高い建物ほど長くなり、 鉄筋コンクリートの建物の場合では、建物高さ(m)×2%= 固有周期(秒)で概算できます。
 10階建て程度の建物では、固有周期は0.6∼0.8秒程度で、一般的な地震では大きな加速度成分をもつ周期に対して共振することになります。
現行の「新耐震基準」では、こうした強い影響を持つ周期で共振しても崩壊、倒壊に至らないよう設計の強度が定められています。
共振すると建物に大きな影響が出ます
共振による影響
(現行の耐震基準は共振時に崩壊や倒壊を起こさない様に規定されています)

 地震の揺れの周期と建物の固有周期(=建物が1回揺れる時間)が一致したとき、建物は共振という現象を起こし、大きな影響を受けることになります。
 揺れの強い、短い周期での共振を避け、建物の固有周期を長くしてやることで激しい揺れから免れることができることになります。
 免震とは、固有周期を長周期化する「免震装置」を建物に組み込み、建築物を地震から守るものなのです。
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免震建物の揺れ方



 免震装置により長周期化された建物は、ゆっくりと大きく揺れる様になります
 また、揺れによる変形は免震装置が受け持つことになるので、建物のどの階でもほぼ同じ様に揺れることになります。
免震建物の揺れ幅は、地震の大きさによっても異なりますが、一般的には極大地震の場合、片側でおよそ25∼30センチとなる様に設計されます。
ハイブリッドTASS構法の免震効果

画期的な長周期化を実現し、高い免震効果を誇るハイブリッドTASS構法。
今回はその効果を実際の地震で計測されたデータを基にご紹介します。

免震は新築時だけでなく、既存の建物にも導入する事が可能です。

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