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[issued:2007.02.15]

よくわかる免震

ーその原理と詳細

地震の揺れを吸収し、建物に伝えにくくする免震。
このコーナーでは、免震がなぜ地震の揺れを小さくするのかといった、
免震の原理について解説します。


1. 

耐震、制震との違いと免震効果


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免震構法(免震工法)とは、ゴムやすべり等の地震のエネルギーを吸収する装置によって、建物本体への地震の揺れを伝えにくくするエネルギー制御技術です。
免震は、新築の建物だけでなく、古い設計基準等の耐震性が不足している既存建物にも適用することが出来ます。免震化された建物は、地震の影響を受けにくくなるので、その他の補強対策を軽減することも可能です。

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耐震・制震・免震。何が違う? どこが違う?

  耐震は、「建物の粘りや強さ」を補強し、建物に加わった地震力に堪えるものです。制震は建物に加わった地震力を制震装置で弱めてやるもので、どちらも建物に加わった地震力にいかに対応するかという技術といえます。
 これに対して免震は「建物の固有周期を長くし、建物そのものに加わる力そのものから免れる(絶縁)」ことで建物の揺れそのものを大幅に低減します。建物本体が損傷しないだけでなく、建物内部の什器、設備機器の移動、転倒を防止します。そのため、適切な対策を施しておくことで、大地震後の建物の機能維持や短期間での復旧を図ることが可能になります。


耐震構造


免震構造


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免震の効果

免震は、地震による強く激しい揺れを、大きくゆっくりとした揺れに変えます。これまで実際の地震においてもこうした効果が確認されてきました。
2004年の新潟県中越地震では、免震建物では、はじめて震度6強(最大加速度808ガル)という、強い地震を経験した建物では、分析の結果地震の影響が1/4まで低減されていたことが解りました。免震が地震動による被害を最小限におさえるとともに、頻発する強い余震の中で、地域の安全確保や復旧活動にも大きく貢献したということです。

免震化されていない周辺建物の室内ではキャビネットなどほとんどの什器が転倒しています。


これに対して免震建築「水仙の家」ではキャビネットの転倒や、棚上からの落下もほとんど見られません。



加速度記録(黄色:地面の揺れ 青:1階(免震)の揺れ)


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