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[issued:2012.03.14]

液状化の被害とその対策

東日本大震災では「液状化現象」でも世界最大級と言われるほどの大きな被害を蒙りました。液状化をどう捉え、どう備えていけばいいのか。液状化の対策とこれからの課題を検討します。

船原英樹ポートレイト大成建設(株)技術センター
建築技術研究所 建築構工法研究所 基礎構造チーム
主任研究員
船原英樹

1. 

過去の地震と液状化現象


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2011年の東日本大震災では、関東・東北地方の広範囲にわたって世界最大級とも言われる「液状化現象」が発生し、建物の傾斜や断水、ガス供給の停止などの被害が生じました。なかには自治体のハザードマップでは危険性が低いとされていた地域で被害が発生した例もありました。

集合住宅の転倒(1964年  新潟地震)

集合住宅の転倒(1964年 新潟地震)


杭の破壊(1964年  新潟地震)

杭の破壊(1964年 新潟地震)


液状化現象による大きな被害は過去の地震でも発生しています。
特に1964年にアメリカで起きたアラスカ地震、さらに同じ年に日本で発生した新潟地震は、それまでになかった被害から液状化現象が研究される契機ともなりました。

新潟地震では、建物が大きく傾き、場合によっては転倒するなどの被害が出ました。建物を支えている杭が折れていたことも、後の掘り出し調査で判明しています。

また、護岸や市内を流れる川べりでは、地盤全体が海や川に向かって大きく移動する側方流動と言われる現象も発生しました。
こうした被害は、それまでほとんど想定されていなかったものだったのです。
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