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[issued:2006.05.17]

事業継続性を実現する!

地震に強いデータセンターの選び方、つくり方

ーバックアップサイトとしてのデータセンターー

事業継続の要ともなるデータの復旧。
その中心的役割を持つデータセンターの構築や選定に際し、そのポイントを地震リスク対策の観点から解説します。

諏訪浩一ポートレイト大成建設(株)
ビジネスソリューション部
IT施設Gr リーダー
諏訪浩一

1. 

データセンターの要件とリスクヘッジ


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データーセンターに求められる要件

企業活動において、ITの占める比重が高まるのに伴い、情報システムの設置・運用をデータセンターにアウトソースする事例が増えています。この動きは、ネット企業に留まらず、一般企業にも急速に波及しており、今後もその傾向は強まると予測されます。
まさにデータセンターは、各企業において重要度の高いビジネスインフラであり、その信頼性が企業活動の生命線を握っていると言っても過言ではありません。
しかし、データセンターへのアウトソーシングの動きは始まったばかりで、バックアップサイトとしてのデータセンターを設置・運用している企業はまだ少数に過ぎません。

データセンターに求められる要件
データセンターに求められる立地要件と施設要件

一般に、データセンターは、立地と施設の両面から評価がなされます。
立地面では、地震、洪水、落雷などの自然災害のリスクが少なく、堅牢な地盤を持った場所が高く評価されます。また、高信頼の特高や高圧の受電や高速大容量の光ファイバーが引き込み可能な場所、運用者がアクセスしやすい交通環境も必要とされる条件です。

施設面では、地震に対する免耐震性能、十分な階高と床強度、冗長化された電気・空調設備と配線・配管ルート、堅牢なセキュリティなどが挙げられます。
大成建設の床免震/部分免震

免震を局所的に導入し、ミッションクリティカルな設備や機器をピンポイントに保護。 大成建設の長周期化技術とノウハウがコストパフォーマンスの高い地震対策を支援します。

ハイブリッドTASS構法の免震効果

画期的な長周期化を実現し、高い免震効果を誇るハイブリッドTASS構法。
今回はその効果を実際の地震で計測されたデータを基にご紹介します。


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リスク分類とリスクヘッジ

 リスクの少ない立地を選ぶことは、建築や設備でのリスク対策を容易にし、より低いコストで、堅牢な施設を構築することに結び付きます。
 データセンターの計画に際し、直面する様々なリスクを事前に把握・分析するための手法としてGMITS*があり、3つの分類体系によるアプローチが採られます。
GMITSによるリスク分類



*GMITSによるリスク分類と対応の考え方

 
 GMITSを活用して建築の要件を決める場合、この3分類をさらにブレークダウンし、それぞれのリスクに対して、建築・設備的対応を積み上げて、堅牢な施設としてまとめ上げる方法を採ります。
 特に、環境的リスク(E)を正確に把握することは、立地選定の上でも、また選定後の施設計画においても、重要なキーとなります。
*GMITS:

The Guidelines for the management of IT Security
ITセキュリティマネジメントのためのガイド(ISO/IEC13335/JIS TR X 0036)

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