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Taisei's Eye >> 新しい耐震技術が生み出すフロントオフィスのイノベーション
[issued:2006.07.19]
新しい耐震技術が生み出すフロントオフィスのイノベーション
-スーパーエコビルに組み込むハイスペック耐震性能-
免震ではなく、制震でもない。耐震カテゴリーの概念を一新する「TASMO」。新たな耐震技術が環境配慮建築と一体になり新しいワークプレイスを生み出しました。
機能性、快適性、安全性、コスト、エコ etc・・・、トータルソリューションが求められる、これからのオフィス・ファシリティに対する、ひとつの解がここにあります。

大成建設(株)
設計本部建築分野統括グループ
グループリーダー
橋本緑郎
TASMOがもたらすスーパーエコの基盤性能
大成札幌ビルでの基本テーマは「スーパーエコビル」の実現でした。
スーパーエコビルとは省エネ法や各種の評価手法で高度な削減効果等を実現した建物のことで、建物の外皮性能が基本性能として大きな関わりを持ちます。
大成札幌ビルはTASMOの壁柱を外壁として採用しており、この壁柱をハーフPCとして施工することで厚さ100mmの断熱材を打ち込んだ
外断熱壁としました。
また、外壁の開口はTASMOの境界梁部分のみとすることで開口率を必要最小限の19%とするとともに外装デザインとの連携をはかっています。さらに、金属コーティングを施した
Low-Eガラスの採用により、開口部分からの熱放射も防ぎ断熱性を高めています。
こうして
TASMOは免震に匹敵する地震低減効果と、スーパーエコビルの基盤ともいえる高い断熱性のの両面を備える、優れた
「外皮性能」を実現しています。
スーパーエコビルが実現するフロントオフィスとは?
高い耐震性能と断熱性を持つTASMOの壁柱に覆われたビルの中には、自然エネルギーの活用とコミュニケーションの活性化を濃縮した吹き抜け空間
「エコボイド」が導入されています。
エコボイドは、無機質になりがちな執務空間にアクセントを提供するとともに、外部からは自然エネルギーがもたらす快適性を取り込み、内部では活性化の起爆剤として機能します。
光のコンデンス「T-Soleil」
■光のコンデンス
性質の異なる3つのミラーで構成される
T-Soleilは、日照に応じて太陽光を追従し、グレア(まぶしさ)を防いだ柔らかい光を下層階まで届けます。
照明電力の消費量も20から30%程度の削減が可能です。
■風のコンデンス
室内のセンサーと連動したトップライトの窓を開放することで、煙突効果が生じます。外壁窓の下部に設けた換気口から、自然換気により外部の新鮮で涼しい空気が取り込まれ、内部の快適性を向上させます。
風のコンデンス
■ハイコミュニケーション(人のコンデンス)
全フロアを見通せるエコボイド周りは、セクションや世代を超えた
「コミュニケーションギャラリー」として位置づけられ、部門の業務特性を生かしながらコミュニケーションの活性化による新しい価値の創造と業務への集中を生み出すコアとして機能します。
大成札幌ビルでは、この他にも
・外気冷房システム
・躯体冷暖房システム
・床全面吹出し空調システム
等様々な自然環境調和システムを導入し
CASBEEランクSの「スーパーエコビル」を実現しています。
太陽光採光システム『T-soleil(ティーソレイユ)』
大成建設HPの関連記事へのリンクです
大成建設のエコロジー
大成建設の環境への取り組みとエコロジーソリューションのサイトです
また、ワークプレイスの構築においても、
ユニバーサルレイアウトと
フリーアドレスによって構成される執務スペースと、あらゆる場所でのコミュニケーションを可能とするための工夫が盛り込まれています。
"FRONT"コンセプト
最先端の建築技術というハードと新時代のワークスタイル(働き方)というソフトが融合し、この新しいワークプレイスをつくりあげています。
札幌という土地の地域性、風土性を活かした環境配慮建築として構築されたこの建物は、同時に、弊社の環境方針を具現化する建物でもあります。
大成札幌ビルは、
TASMOが提供する安心の空間の中で最前線の業務を遂行する、最先端のオフィスです。
皆様のオフィスづくり、ワークプレイスの計画のご参考になれば幸いです。
札幌にお越しのおりには、是非一度、お立ち寄りいただければと思います。