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[issued:2008.03.10]

小千谷総合病院「水仙の家」の社会的使命を支えた高性能免震

小千谷総合病院 院長 横森忠紘様インタビューVTRより

新潟県中越地震の際も医療・福祉サービスを提供し続けられた小千谷総合病院「水仙の家」。始めて激震を体験した『免震』がもたらした効果とはどの様なものだったのでしょうか?


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2004年(平成16年)10月23日(土)午後5時56分に発生した新潟県中越地震。マグニチュード6.8、震源の深さ13kmの直下型の地震でした。大きな余震が続き、さらに豪雪の冬に向かうことで、住民は不安をつのらせていました。そんな状況の中で、人の生命、心と身体の健康を守り続けられたのは免震構造を採用していたからでした。

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患者を守り、経営を守る。これが地域になくてはならない医療・福祉施設であるための条件だと実感しました。小千谷総合病院 病院長(当時) 横森忠紘(よこもり・ただひろ)さん


震源地に近い、小千谷総合病院介護老人保健施設「水仙の家」は、被災後、病院棟から入院患者を移し、地域の避難スペースとしても提供されました。それを可能にしたのが、同施設で採用された当社開発の「ハイブリッドTASS免震システム」です。その導入の経緯と実感された効果について、当時の院長である横森忠紘(よこもり ただひろ)さんからお話を伺いました。


予想もされていなかった突然の大地震、まずは病院内の安否の確認を急ぎました。
 
地震が発生した時は、東館といって7階建の昭和40年代の建物におりました。発生時には激しい揺れを感じ、直後には1階の外来部門が水浸し、内部の壁もかなり落ちました。自分の院長室も含め、館内のほとんどの本棚が倒れ、スチールで連結して比較的倒れないはずのカルテ棚も飴のように曲がってしまい倒れているような、惨憺たる状況を呈していました。恐怖感もありましたが、即座に他の病棟の状況を見て回り、安否確認を最優先させました。

近傍の病院棟
室内にあるキャビネットの転倒や机上の物が落下して散乱



水仙の家
キャビネットの転倒や、棚の上の物などもほとんど落下せず


 
 
強い余震が続きましたが、本棚の上の花瓶ひとつ落ちませんでした

その中で、1997年(平成9年)に免震構造、4階建てで建設した介護老人施設「水仙の家」は、内外のほとんどが被害を受けておらず、本棚の上に置いてあった花瓶ひとつ落ちておらず、免震の効果を実感しました。発生後、1階はデイケア用スペースには近隣の方が400名以上避難して来られました。その後も頻発した震度6クラスの余震もあり、免震でない方の建物ではギシギシと軋む音もして不安感も感じましたが、免震建物である「水仙の家」の方は船に乗って大きな波の上でゆったりと揺れているような感じで、大きな支障もなく安心して生活をしていただけました。

実際の測定データ

 
計画時は免震の必要性に対し大半の職員が半信半疑でした
 
「水仙の家」の計画を始めたのは、阪神・淡路大震災が発生した1995年1月の直後のことでした。その被害状況を見るにつけ、人の生命を守る医療・福祉施設としては免震以外にはないのではないかと考え採用を決断しました。しかしその時は大半の職員は半信半疑、はたしてそんなことがあるだろうかとの想いだったようです。
 
いまさらながらに免震の採用は正解だったと思います。
 
結果として免震の採用は正解でした。あの時に決心して免震を採用していればこそ、患者さんを守る、経営を守ることを通じて、「人にやさしく信頼される保健・医療・福祉サービスの実践」という当院の理念をまっとうできたと胸をなでおろしています。また医療機関は地域の防災、安心・安全にも重要な役割を果たせることを実感しました。今では免震構造は医療・福祉施設にとって不可欠な技術だと確信しています。

免震装置
(ハイブリッドTASS構法:すべり支承)


フレキシブルジョイント
免震変位に追従し設備機能の損傷を防ぎます


ハイブリッドTASS構法の免震効果

画期的な長周期化を実現し、高い免震効果を誇るハイブリッドTASS構法。
今回はその効果を実際の地震で計測されたデータを基にご紹介します。


『免震』は既存の建物にも適用する事が可能です。 免震の導入や、大成建設の病院づくりに関するお問い合わせは、こちらからどうぞ。

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